【7つの習慣】第7の習慣 自分を磨く 〜リニューアルする(後編)
7つの習慣ティーンズを読んでみました。
とても読みやすく、ためになったのでアウトプットして定着を図ります。
興味が出た方はぜひご自分で読んでみて下さい。人生に対する考え方、取り組み方が変わります。
目次
第7の習慣 自分を磨く
生活の基本である4つの側面―肉体、知性、感情、精神を磨いていきましょう。
どうやって磨けばいいのか、というお話をしていきます。
前回の記事では肉体と知性についてまとめました。
前編はこちら↑
後編である今回は感情、精神についてお話していきます。
感情を整える
感情といえばそう、喜怒哀楽ですね。
人はこの喜怒哀楽をジェットコースターのように乱雑に切り替えながら生きています。
あなたは最近怒りに身を任せて破滅的な行動を取ったり、
突然どうしようもなく哀しくなって泣いたりしましたか?
心をしっかりと手入れしないと、そのような突発的な急降下が起こりやすくなります。
そのままの状態で人と関わると、大抵の場合良い結果には繋がりません。
特に怒っている時は何をやっても成果は出ないでしょう。怒りは一番恐ろしい感情です。
(ちなみに怒っちゃダメ、泣いたらダメというわけではありません。その感情に振り回されると危険だよ、ということです。泣きたい時は泣くべきです。)
では感情を乱さず、整えるためにはどうすれば良いのか。
人間関係を見直す
人の感情が動く時、そこには大抵他の人との関わりがあります。
ここでも第4習慣「Win-Winを考える」が重要になってきます。
自分がLoseにならないように、他人をLoseにしないように。
どうしても苦手な人がいる場合は、いっそNo-Dealという選択肢もあります。
つまり、あなたとは取引しないよということです。関わらないようにする。
なにも無視をしろというわけではありませんよ。自分と相手の間の線引きをするんです。「ここまでは自分のコストを割くけど、ここから先は踏み込まない」といった具合に。
第1〜第3習慣を既に身に着けているあなたなら、自分という存在が以前に比べて強くなっているはずです。他者に優しくしつつ、かつ自分を大切にすることができるはずです。
自分という土台が出来上がっているからですね。
そして、人間関係を見直すというのは、再確認するという意味でもあります。
両親や家族、恋人、ペットに至るまで、あなたの近くにも色々な人がいるでしょう。
常に一緒にいるからありがたみが薄れがちですが、かけがえのない人達ですよね。
感謝しましょう。褒めてあげましょう。
他人を褒めると、巡り巡って自分に良い影響が返ってきます。
笑う
「笑う」という行為にはすごい力が備わっています。
まず健康になります。これは間違いない。
免疫力が付く、脳細胞が活性化する、横隔膜を使うので内臓のマッサージになる、幸せホルモンが出て良い気分になれる、病気の回復も早まる。
健全で良質な思考にも繋がります。良い事ずくめです。何はともあれまず笑うべきです。
喜怒哀楽の喜と楽は、積極的に表現していきましょう。
楽しそうに笑ってる人の周りには、人が集まってきますよ。
精神の手入れをする
精神とは魂と言い換えても良いでしょう。
本書では魂を「日常生活の下に深く埋もれた内面の自我」としています。
内面の自我こそがあなたの核心であり、そこにあなたの一番深い信念と価値が存在します。
内面の自我を磨くことにより、上辺だけではない本質的な変化を生むことができるのです。
どのように磨くかは人によって千差万別ですが、直感でこれ好き!と思うものがあれば、それは魂が「正解!」と伝えてくれているようなものです。
例えば音楽を聴いたり、絵を描いたり、好きな小説を読んだり。
自分が好きで、なおかつ創造的なものに触れることで、魂が感化されて磨かれます。調子が良くなります。
そして感情にも良い影響を及ぼします。感情と精神は密接に関わっていますからね。
「自分が好きなことがなんなのか、よくわからないよ!」という方には、以下の3つを試してみることをおすすめします。好きなことがわかるかもしれませんし、わからなくても魂を磨くことに繋がるものです。
日記をつける
日記は自分と向き合う最良のツールです。
スマホやパソコンで記録してもいいんですが、私は手書きをおすすめします。手書きでかれこれ3年ほど続いています。1行でもいいし、毎日書かなくてもいいです。
手で書くと、フリックしたりキーボードを使うよりも圧倒的に頭が働きます。
また、その日その日の微細な感情の動きって筆跡に出るんですよね。あとで見直した時にひと目で「うわ、この日荒れてるなぁ」とかわかります。これはデジタルでは実感できない部分です。
日記をつけてると無意識的に「○○をした、楽しかった。」とかサラッと書いてたりします。これがあなたの魂にとって正解に近いものです。
日記をつけることによって自覚することができるようになります。
自然と触れ合う
日々せわしなく生活していると、立ち止まることをしなくなります。
平日外に出るのは通勤時だけっていう人は多いんじゃないでしょうか。
早朝でもいいですし、夜でもいいので、近場の公園にでも足を運んでみてください。
自然には人を癒やす力があります。公園に行くのもだるいという人も、騙されたと思って散歩してみてください。意識して木々や土の匂いを嗅ぐだけで、来てよかったって感じると思いますよ。
四季の移り変わりを五感で感じることができるのもポイント。毎日毎日同じことの繰り返しだと思っていると、精神的に参りますよね。世の中の万物は移り変わってるんだなっていうことを是非実感してみてください。
瞑想する
瞑想は怪しい印象があるかもしれませんが、まったく怪しい行為ではありません。
(霊を憑依させますとか覚醒して第3の人類を目指しますとかハイヤーセルフからのお告げを聞きますとかそういうのは例外です)
どうやって瞑想するかですが、楽な格好、楽な姿勢で腹式呼吸をする。ただそれだけです。
あぐらでも椅子に座ってでも、寝ててもいいです。ただし座っている状態の時は背筋を伸ばすこと。
呼吸は口から細く長く吐きます。吸う時は鼻からです。まず吐きます。
退屈なのですぐに思考が始まると思います。「今日はカレーが食べたい」「うどんでもいいな」「これはカレーうどんで決まりか?」「あ、LINE返さないとな」とか。
そういう思考に気付いたらそれ以上思考を連鎖させないように、呼吸に意識を戻します。それだけです。
続けていると、頭空っぽになります。これがとても気持ちいい。
私達は1日に60,000回思考していると言われています。しかもその大半がネガティブなものです。
それを瞑想で受け流すというのは、精神に楽をさせてあげることになります。
自動的に浮かぶ数々のネガティブ思考は精神にダメージを与え続けます。
瞑想でかき消すことで、精神をニュートラルな状態に戻すことができますよ。
感情と精神を実感する難しさ
喜怒哀楽や精神状態って、自分で意識的に見ようとしないと見えないものです。
肉体は鍛えれば外見でわかりますし、身体が徐々に動くようになるという感覚を体感しやすいです。
知性もそう。今日はこれくらい読書をした、学びがあったというのは知覚しやすいですね。
では感情はどうでしょうか。怒っている時、楽しい時っていうのはその瞬間にはなかなか気付くことはできません。終わってから振り返ってみて初めて「あの時怒ってたな」「楽しかったなぁ」と判明することが大半です。
精神に良い影響を与えられているかというのも実感しにくいです。
なので、意識的に自分の声を聞く(=自覚する)ことを習慣化し、継続することが大事だと思っています。
特に日記をつけたり瞑想したりというのは、自分の土壌を整えるという意味でも重要な習慣になることでしょう。
無意識的にただ流されて生きるのではなく、常に自分をリニューアルしていくことを意識した良質な生活を「今から」送っていきましょう。
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